こんにちは!
経理ワーママのmariです。
先日、3日間くらいかけて、「投資方針書」というものを書いてみました。

「投資方針書」とは、岡本和久さんの『自分でやさしく殖やせる 確定拠出年金 最良の運用術』という本で紹介されている、自分の投資ルールを文書化したものです。
2014年に出版された本なので、NISAやiDeCoの記載などが古いですが、ドルコスト平均法に替わる「バリュー平均法」という投資手法について詳しく説明がされているため、購入しました。
この本では、「投資方針書」についても紹介がされており、自分の投資ルールが確立されていない初心者だからこそ、現在の考えを投資ルールとして文書化しておくことが重要と考え、投資方針書を書くことにしました。

投資方針書とは?
投資方針書とは、簡単に言うと、「自分の投資ルールを文書化したもの」です。
ただ、売買を行う際の具体的なルールというよりも、総資産の配分なども含めた広義の「投資ルール」なのかな、と個人的には思います。(記載する項目に制限はないのですが!)
項目は人によって異なりますが、私は、下記の内容を投資方針書に含めました。
投資方針書の内容
- 投資の目的
- 運用収益目標
- 資産の全体像と生活防衛費
- 投資資金の確保
- 投資環境と投資方針
- アセット・アロケーション
- 銘柄選択
- 売買執行方針
- モニタリング
- リバランス
- 投資方針の変更
投資方針書を書いた理由
私が投資方針書を書こうと思った理由は、頭の中でなんとなく考えていた投資手法を整理し、言語化したかったからです。
実際に書いてみることで、「バリュー平均法を取り入れるにはどうすればいい?」といったことも、深く考えるきっかけになりました。
また、投資初心者にありがちな
「少し利益が出たらすぐに売ってしまう」
「〇〇さんがいいって言ってたから、とりあえず買ってみる」
といった感情的・無計画な投資行動を避けるためにも、投資方針書はとても有効だと感じています。
方針があることで、情報に振り回されず、自分の投資ルールに沿った「迷わない投資」ができるのではないかと思っています。
投資方針書の作成手順
投資方針書の参考例が『自分でやさしく殖やせる確定拠出年金最良の運用術 [ 岡本和久 ]』に記載されているため、ある程度の型に沿って、投資方針書を作成されている方が多いですが、投資方針書の書き方は自由です。
とは言え、「どうやって書き始めたらいいの?」と思う方もいらっしゃるかと思うので(私もそうでした)、私の作成手順を記載しておこうと思います。
投資方針書の作成手順
- 書籍・ブログで参考となる投資方針書を探す
- 参考にしたい投資方針書の項目と同じように、上から書いてみる
- 自分の考えと違う部分や、追記したい部分が出てきたら、自分の考えに書き直す
- 不明点や疑問点はすぐにChatGPTに聞く
私は書籍を一読した後に、実際に投資方針書を書いている方のブログをいくつか拝見しました。
参考になりそうなブログと、書籍の記載例を参考にしながら、とにかく、同じ項目を上から記載していきました。
書き進める中で、自分の考えと違う部分や、追記したい部分が出てきたら、自分の考えに書き直します。
投資方針書の作成を進める中で一番、役に立ったのは、ChatGPTでした!
不明点や疑問点があれば、すぐにChatGPTに聞くことで、色んなアイデアを教えてくれます。
ドルコスト平均法からバリュー平均法への変更方法にすごく悩みましたが、無事、最適解を見つけることができました。
ちなみに、ChatGPTは、月額3,000円の有料版を利用しています。
投資方針書を書いてよかったこと
頭の中ではなんとなく考えていた投資の方向性やルールを、実際に書き出してみることで整理できました。
今までなんとなくで選んでいた投資信託の銘柄も、信託報酬などを比較して、再設定できたのもよかったと感じています。
また、今までのやり方を見直すことで、改善ポイントが見えてきたため、実際の運用を通じて、これからどんどんアップデートしていきたいと思っています。
フルタイムワーママとして、限られた時間の中で投資を行っていく際にも、投資方針書は大活躍すると期待しています!
おわりに:迷うなら、一度書いてみてほしい
私の投資方針書は3,000文字を超える長文になってしまいましたが、最初から難しいことを書く必要はまったくないと思います。
むしろ、まずは「試しに書いてみる」ことが一番大切だと感じています。
投資方針書は、あとからいくらでもアップデートできますし、書きながら考えが整理されていく感覚があります。
「自分なりの投資の軸」を言葉にするだけで、モヤモヤがスッと晴れて、自然とやる気も湧いてきました。
だからこそ、投資初心者にこそ、投資方針書を書いてみることを心からおすすめしたいです。
気になる方は、よかったら私の投資方針書も参考にしてみてくださいね。
