こんにちは、経理ワーママのmariです!
皆さん、お子さん名義の証券口座は活用されていますか?
私はSBI証券で子ども名義の口座を開設しています。
もともとはジュニアNISAを使おうと思って作ったのですが、制度の終了間際に開設したため一括投資しか選択肢がなく、結果的に活用しないまま制度終了を迎えました(ジュニアNISAは2023年末で終了)。
ただ、2025年から本格的に投資を始めたことで、今この子ども口座が大活躍しています!
今回は、私が実際にどのように子ども名義の証券口座を使っているのかをご紹介します。
子ども名義口座の資金源とは?
この口座には、毎月の児童手当や、親戚からいただいたお年玉を入金しています。
現在の口座残高(金融商品も含め)はおよそ50万円ほど。
児童手当は毎月入金するのが手間なので、私は1年分をまとめて前払いし、証券口座に移しています。
【注意点】
子ども名義の口座への入金が多額になると、贈与税の対象になることがあります。年間の金額には十分注意しています。
また、子どもがある程度理解できるようになったら、「あなたの証券口座があるんだよ」「株を買っているんだよ」といった話を小さいうちから少しずつ伝えていく予定です。(目安は3歳ごろから)
活用法①:異名義優待クロスでお得に投資
1つ目の使い方は、異名義優待クロスです。
異名義優待クロスとは、子ども名義口座で現物買い、大人名義口座で信用売りをして、優待クロス(優待を獲得するためのつなぎ売り)を行っています。
優待クロスを行う際に、例えば、100株×2名義と、200株×1名義だと、100株×2名義の方が優待利回りが高いことが多いです。
子ども名義口座では信用口座を作成することができないため、優待クロスを行う場合は、必然的に異名義クロスになります。
また、異名義優待クロスには、もう1つの利点があり、実質的に所得の付け替えができるという点です。
収入が基本的にない子どもでも、確定申告時に基礎控除を使うことができます。(基礎控除は現在48万円。改正も予定されています)
配当収入であっても、確定申告を行い、基礎控除を使用すれば、源泉徴収をされた税金を取り戻すことができます。
また、異名義クロスを行う場合は、早めにクロスを行うことを心がけていて、子ども名義口座(現物買い)で、譲渡益も出るように考えています。
(もちろん、譲渡益が必ず出るとは限りませんが、今のところ、譲渡益を出すことができています)
譲渡益と配当含めた金額が基礎控除内に収まれば、税金はかからずに済むことになります。
なお、資金効率を上げるために、子ども名義口座の源泉徴収はなしにしています。
また、現物買いの子ども名義口座で譲渡益が出るということは、信用売りをしている大人名義口座では譲渡損が出ます。
優待クロスやNISAだけを使って投資をしている場合にはあまりメリットがないですが、私は特定口座を利用して株の保有や売買を行っているため、特定口座の譲渡益や配当と、異名義クロスで出た損を相殺することができます。
活用法②:長期保有前提の配当&優待狙い株
長期保有を前提とした配当と優待狙いの株を保有しています。
・9434 ソフトバンク 100株
・9432 NTT 100株
下がったら購入したいなと思っていたので、2025年4月7日の大暴落の際に、購入しました。
よっぽどのことがない限り、売却予定はありません。
今後も買いたいなと思う銘柄が出てきたら購入予定です。
(オリエンタルランドは狙っています!次回の暴落時に買う予定です)
活用法③:投資信託の積立で将来に備える
今年から、S&P500に毎月15,000円ほどを「バリュー平均法」で積立していました。ただ、米国株の下落懸念もあり、現在含み益が7.5%ほどあるところで一度売却予定です。
代わりに、今月から「オルカン(全世界株式)」に積立対象を変更しました(こちらも月15,000円程度、バリュー平均法で運用中)。
将来的には、この資産を大学進学資金にするのか、子どもに積立方法を教えて運用を引き継ぐのか、色んな選択肢を考えています。
まとめ:子ども口座は“投資教育”の第一歩
今回は、経理ワーママとして私が実際に行っている子ども名義証券口座の活用法をご紹介しました。
開設には少し手間がかかりますが、一度作ってしまえばできることがぐんと広がります。
また、子ども自身に「お金を増やす体験」や「投資に触れる機会」を与える良いきっかけにもなると感じています。
もう少し大きくなったら、子どもが自分で選んだ株を一緒に買う予定です。
それが、子どもにとっても「お金」や「社会」に興味を持つ種まきになれば嬉しいですね。